私どもデンタルハート株式会社は、これから更に深刻化する高齢化社会を迎える中、歯の診療を受けたくても歯科医院への通院が困難な患者様・ご家族様と充実した歯科診療を目指す歯科医への架け橋となり、訪問歯科診療を通じてお手伝いをさせていただくことで社会に貢献することを常に意識しております。　
古くから言われる「医食同源」、病気の治療も、食事をとることも、どちらも健康には欠かせないものであり源は同じであるという思想があるように、毎日の食事を食べるための入り口であるお口の健康を維持・改善することで、食欲増進による健康の促進や噛むことで脳への刺激を与え身体機能の向上に大きく影響し、さらには口元が美しくなることで自己表現やコミュニケーションを積極的に行うことができるなど心理的な効果にも期待できるため、歯科診療・口腔ケアを介護に取り入れることで、高齢者がますます健康的な生活を送れるようになると私たちデンタルハートは考えます。

これからピークを迎える高齢化社会で歯科診療の重要性は益々需要が高くなってくると考えています。記憶に新しい“東日本大震災”では多くの方が避難所生活を強いられ、口腔ケアの重要性が報道機関などで数多く露出されたと思います。咀嚼・摂食嚥下など人間が生きて行く上で必要な機能が低下し人体に及ぼす影響がある事が広く報道されました。特に高齢者の誤嚥性肺炎は誰にでも起きる病気ですが、日々の口腔ケアで予防する事も可能です。しかし、これから需要のある訪問歯科診療ですが、まだまだ認知度が低く、誤解されている事も多いのが現状です。摂食嚥下・咀嚼機能のメカニズムや医学的知識が必要とされる訪問歯科診療の分野で、歯科医療従事者への啓蒙活動は欠かすことは出来ないと思っています。
私たちデンタルハートは少しでも訪問歯科診療の重要性を伝えて行けばと考えています。

私たちデンタルハートは千葉県を拠点に日々診療を行っております。
現在、30の歯科医院と提携していますが、まだまだ千葉県内で訪問歯科診療を十分に利用して頂いている訳では御座いません。まず、私たちは千葉県全域で安心出来るサービスを提供していきたいと考えています。安心して診療が受けられる体制作りを構築する事が私たちの使命だと感じています。

まだまだ地方、農家など、ご自宅まで歯科医師が治療する訪問歯科診療をご存じでない方々も多くいらっしゃいます。今後さらに高齢化社会となり、介護を受ける方が多くなる昨今、歯科医院に治療を希望しても思うように通院できないのが現状かと思われます。

その様な方の為、介護をされているご家族の方、施設の方々のご要望にお応え出来るよう私たちは努力しております。
患者様、ご家族の心のケアも支えられる医療でありたいと思っています。

治療をされる患者様はご病気の方や認知症など、あらゆる病気を抱えている方々ですので、まず患者様とゆっくりコミュニケーションを取り、信頼関係を築きながら治療をすすめて行く事が重要です。介護される家族の方や介護従事者の方々と接する事も多いので、安心して診療を任される責任感も求められる要素だと思います。
院内治療の場合とは違い、人と人のふれ合いが患者様の心も解放され、治療が多少困難な方も治療に協力的となって頂けると思っています。病気を抱えて、介護を受けている方々の気持ちを思いやれる「心」の治療が出来る方が訪問歯科診療に適した人材だと思います。また、全身疾患の患者様に対して診療を行わなければなりませんので、ある程度の診療スキルをお持ちで、向上心の強い方でしたら成功されると思います。

訪問歯科診療は患者様だけではなく、介護される家族の方、介護施設の方々との関わりが深くなります。また、医科の医師、看護師、ケアマネージャーと患者様の情報を共有していかなくてはなりませんので幅広い分野の方と接する事が出来ます。医学的知識も学べると思います。
院内の診療と違って、介護に追われご自身の時間も無い家族の方と、ゆっくりお話をする事で少しでも気分が楽になったと喜んで頂いた事も多くありますし、治療を受けられるご婦人が「私の為にこんなにたくさんの方が来てくれて」と涙を流しながらお礼を言われた事もありました。
訪問歯科診療を待っている多くの患者様がいらっしゃる事を実感出来ると思います。
これからますます増えると思われる老々介護の現状。
ご高齢の介護者が増えるので、安心して診療を受けて頂けるよう日々チャレンジしていきたいと思って頂けるのではないでしょうか。